目標達成の４段階 ＷＯＯＰ
1 願い（Ｗｉｓｈ）
2 成果（Ｏｕｔｃｏｍｅ）
3 障害（Ｏｂｓｔａｃｌｅ）
4 計画（Ｐｌａｎ）
WOOPとは、ニューヨーク大学のガブリエル・エッティンゲン教授による目標達成のための４つの段階です。「願い（Wish）」「成果（Output）」「障害（Obstacle）」「計画（Plan）」の頭文字をとってWOOPと呼ばれています。
まず「願い（Wish）」の段階では、自分の目標を設定します。この時、あまりに難しすぎる目標ではなく、少し背伸びをした程度の目標にしておきます。WOOPは、繰り返して徐々にステップアップするためのツールですから、あまりに遠い目標では達成までに息切れしてしまう恐れがあります。また簡単すぎてもやりがいを感じることができません。ほどほどの難度にしておくのがミソです。
次の「成果（Output）」では、目標を達成したときに得られる成果をイメージします。
目標が「〇〇の資格を取る」ならば、成果として「昇進できる」「手当が増える」など具体的にイメージします。できるだけ具体的にイメージすることで、目標達成の現実味が増してきます。
続いて「障害（Obstacle）」の段階です。目標の達成に障害となる事柄を書き出します。なぜ目標を達成できていないのか、を考えることで目標達成に必要なことが見えてきます。資格取得が目的ならば、「勉強時間がない」などです。
最後の「計画（Plan）」では、障害を克服する計画を立てます。「勉強時間がない」のであれば、「朝１時間早く起きる」とか「夜の付き合いを週１回に減らす」など実行できる計画にしておきます。
目標を立てるだけでは、当然ながら目標は達成できません。目標を達成してどんな未来があるのかがイメージできればこそ、目標達成の障害を克服する動機づけができます。
後は計画に従い、実行していくだけです。
