起業家の4つの心得
1 その事業が成立するかどうかを研究すること
2 その事業は個人にのみ利益をもたらすだけか、
それとも社会にも利益をもたらすかを見きわめること
3 スタートのタイミンングが正しいかどうかを判断すること
4 経営者に適切な人物を抜擢したかどうかを判断すること
渋沢栄一の玄孫である渋澤健氏の「渋沢栄一100の訓言」からの引用です。
1 事業が成立するのか研究する
起業するには、当然ながらその事業が成立しなければなりません。誰に、何を、どのように提供するのか。実際にはやってみないと分からないことも多いですが、独りよがりの思い込みではなく、客観的に事業が成立すると確信できなければ起業するのはやめておいたほうが良いでしょう。
2 事業が利益をもたらすのは個人か社会か
ビジネスですから起業家個人として利益を得るのは当然です。しかし、個人の利益に留まらず、社会にも利益をもたらす事業でなければ継続していくことは難しいでしょう。
3 スタートのタイミングはいつか
企業において、スタートのタイミングは非常に重要です。たとえ優れたビジネスプランでも技術の発展や社会情勢にマッチしていなければ、スタートの時点でつまづいてしまうことになります。
4 経営者は適切な人物か
起業が成功するか否かは、経営者にかかっています。起業には様々な難関が待ち受けています。起業を成し遂げる情熱はあるのか、困難に立ち向かう不屈の魂があるのか。その一方で、冷静な判断ができる冷徹さも必要です。
実現性、利益還元、タイミング、人物。
これらが揃わないと起業するべきではない。
納得させられます。