マネジメントの第一歩

ビジネスのヒントを綴っています

2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

実業家の一言(5)

考えているだけの人は、現実と関わらない。 そのため挫折する心配は一切ない。 一方、行動する人は挫折のリスクと無縁ではないが、 その代わり経験を積むことができる。 getAbstract 創設者 ロルフ・ドベリ ドベリ氏は、1966年スイス生まれで…

工場内無線化への取り組み

工場内無線化への取り組み バーチャルエンジニアリングを進めるには通信環境の整備が必須です。更にIoTを導入するためには工場内における無線通信の環境を整備しなければなりません。 2020年度版ものづくり白書では工場内の無線化の現状を紹介しています…

バーチャルエンジニアリング

バーチャルエンジニアリング 3DCAD、CAM、CAEにIoTやAIが加わり進化しているバーチャルエンジニアリング。 バーチャルエンジニアリングによって、企画や製造等の社内の各分野のみならず社外の供給業者、顧客まで含めて3Dデータに基づいた共…

ダニング=クルーガー効果

ダニング=クルーガー効果 能力の低い人が自分を過大評価する傾向。 【解説】 コーネル大学の心理学者であるディビィッド・ダニングとジャスティン・クルーガーの研究により提唱された心理学的現象です。学生に演繹的思考、帰納的思考、英文法、ユーモア等を…

収益性分析(8)-売上高経常利益率

売上高経常利益率 営業力と財務活動を合わせた企業の総合力は、どの程度なのか。 【計算式】 売上高経常利益率は、下記の式で求めます。 【評価】 営業利益に営業外収益を加え、営業外費用を差し引いたものが経常利益です。売上高経常利益率は、通常の事業活…

設計力強化作戦(3)

設計力強化作戦(3) 製品設計力、工程設計力の現状を確認すると、いずれも他部門との連携が重要であることが分かりました。 そこで、製品設計と工程設計における他部門との連携の状況を確認したのが次のグラフです。 製品設計、工程設計、製造等の部門間の…

設計力強化作戦(2)

設計力強化作戦(2) 製品設計力に続いて工程設計力の分析です。 製品設計力と同様に工程設計力の5年前との比較したデータです。 工程設計力の5年前に比べての変化 「向上している」が36.9%、「あまり変化はない」が58.8%です。製品設計力の「向上してい…

シェアリング

シェアリング 資産を顧客同士で共有することで有効活用を図る。 【ビジネスモデルの内容】 シェアリングは、顧客同士で共有できる製品やサービスを提供することで、利用者から収益を得るビジネルモデルです。 学生が友人同士で家賃を分担して賃貸部屋をシェ…

返報性の原理

返報性の原理 人は借りがあると感じると、お返しをしないといけないと思う。 【解説】 人は社会的な動物であり、共同生活を送るためには自分一人だけが得をするわけにはいきません。相手に何かをしてもらえば、そのお返しをしないといけない。 返報性の原理…

ドラッカーの一言(6)

組織にとって、成果は内部にはない。 会社の成果は、顧客の満足である。 経営学者 ピーター・F・ドラッカー 1930年、ドラッカーはフランクフルトの新聞社に経済記者として就職します。 フランクフルトでの記者時代、ナチスのヒトラーやゲッペルスから取…

設計力強化戦略(1)

設計力強化戦略(1) エンジニアリングチャーンとサプライチェーンの連携の意義について論じるには、前提としてエンジニアリングチャーンの重要性の理解が不可欠です。 製造業では、製品品質とコストの8割が設計段階で決まると言われいます。 次の図は、設…

経営において主眼を置く6の分野

経営において主眼を置く6の分野 1 新製品・新サービス 2 顧客サービス 3 販売網 4 財務力 5 業務の効率化 6 人材 ①新製品・新サービス 何をおいても企業は製品やサービスを販売することで、売上を上げています。従って、新製品・新サービスに主眼を置…

共有地の悲劇

共有地の悲劇 多数の者が利用できる共有資源は、乱獲が発生してやがて枯渇してしまう。 【解説】 共有地の悲劇は、「コモンズの悲劇」とも言われる経済学における法則です。アメリカの生物学者ギャッレット・ハーディンがサイエンスに発表した論文で知られる…

収益性分析(7)-売上高営業利益率

売上高営業利益率 事業の営業力は、どれくらいなのか。 【計算式】 売上高営業利益率は、下記の式で求めます。 【評価】 売上総利益から販売費及び一般管理費を差し引いたものが営業利益です。その企業の営業力を示す指標であり、プラスであることは勿論、で…

日本の製造業におけるデジタルトランスフォーメーション

日本の製造業におけるデジタルトランスフォーメーション ダイナミック・ケイパビリティの「変容」をもたらすデジタルトランスフォーメーション。 日本では2017年3月に政府が”Connected Industries(コネクテッドインダストリー)”という…

IT投資の現状

IT投資の現状 2020年度ものづくり白書では、日本の製造業のIT投資の現状も分析しています。 まずは日米でのIT投資の現状比較です。 IT投資における日米比較 日本では「業務効率化/コスト削減」が1位であるのに対し、米国では「ITによる製品/サー…

ネットワーク外部性

ネットワーク外部性 ネットワーク外部性は、同じ商品、同じサービスを利用する人が多ければ多いほど、利用者の便益が増加していく現象の事です。 典型例に電話があります。電話網に繋がる人が多ければ多いほど、沢山の人とコミュニケーションが取れるように…

サンクコストの呪縛

サンクコストの呪縛 既に支出した費用にこだわり、意思決定を誤ってしまう現象。 【解説】 サンクコスト(埋没原価)とは、既に支出してしまい回収できない費用のことです。既に支出しても自動車の様に中古品市場で販売できるのならば、サンクコストには該当…