マネジメントの第一歩

ビジネスのヒントを綴っています

2022-07-01から1ヶ月間の記事一覧

事業領域の見直し

事業領域の見直し 事業環境の分析によっては、事業基盤の変化やこれまでの自社の強みが通用しなくなることが判明することもあるでしょう。そのような場合、事業領域の見直しを迫られることもあり得ます。 では、実際に事業領域の見直しを経験した企業はどの…

事業環境の分析

事業環境の分析 経営理念・ビジョンを実現するためには、経営戦略や経営戦術が必要となります。そして経営戦略を立案するには、自社を取り巻く外部環境や自社内の内部環境の分析が必要となります。 具体的に中小企業は、外部環境や内部環境をどのように分析…

中小企業における理念・ビジョンの浸透

中小企業における理念・ビジョンの浸透 経営理念やビジョンは策定しただけでは機能しません。組織内に浸透してこそ経営理念やビジョンの実現がなされます。 2022年度中小企業白書では、(1)認知、(2)理解、(3)共感、(4)行動の4段階に経営理念・ビジ…

中小企業における理念・ビジョンの策定

中小企業における理念・ビジョンの策定 2022年版中小企業白書では中小企業が経営力を高める取り組みとして、経営理念・ビジョンの策定と浸透を挙げています。 そもそも経営理念・ビジョンとは、Collins・Porras(1995)によれば①コアバリュー、②パーパス、③ミ…

外部人材の活用

外部人材の活用 能力開発への取組や人事制度、賃金制度などで社内の人的資源の有効活用を図る中小企業の姿を見てきました。しかし、そもそも経営資源に乏しい中小企業ですから、社内の人的資源にも限りがあります。そこでフリーランスや副業人材などの外部人…

組織体制の見直し

組織体制の見直し 経営環境が変われば組織の体制も変えていく必要が生じます。また企業の成長に伴い望ましい組織像も変わります。組織体制は頻繁に変えるものではありませんが、硬直した組織では変化や成長に適応できなくなる恐れがあります。 下のグラフは…

賃金制度と売上高

賃金制度と売上高 従業員の能力や成果を人事制度に基づき評価し、その評価に見合った賃金を支払う。このように人事制度と賃金制度は車の両輪のような関係です。 前回は人事制度についてのデータを紹介しましたので、今回は賃金制度についてのデータをご紹介…

人事制度と売上高

人事制度と売上高 能力開発により従業員の能力を高めても、実際の業務に発揮してもらわなければ企業に取っては単なるコストになってしまいます。高めた能力を発揮してもらうには従業員のモチベーションを向上させる必要があります。そのためには従業員の業務…

人的資本への投資(2)

人的資本への投資(2) 前回は重要な経営資源である「ヒト」への能力開発の取組を確認致しました。 今回は具体的な能力開発の実施状況に関して見ていきます。 能力開発には代表的な方法として、OJT、OFF‐JT、自己啓発の3種類があります。まずは業種…

人的資本への投資(1)

人的資本への投資(1) 企業経営に用いられる経営資源と言えば「ヒト」「モノ」「カネ」「情報」です。このうち「ヒト」は他の経営資源を活用する存在であることから、特に重要な資源です。また獲得した後の教育・訓練や報酬により、そのパフォーマンスに大…

デザイン経営への取組

デザイン経営への取組 デザイン経営とはデザインを活用した経営手法のことです。ここでいうデザインは、ブランドの構築に資するデザインとイノベーションに資するデザインの2種のデザインを意味します。デザイン経営に取組むことで企業価値を向上させ競争力…

ブランドの構築・維持への取組

ブランドの構築・維持への取組 2022年版中小企業白書では、中小企業が付加価値を高めながら成長するための方策として「無形資産」の活用を提言しています。 無形資産は、有形資産と比べて4つの特徴がある、と言われます。この4つの特徴はScalability(スケー…

感染症下の事業再構築

感染症下の事業再構築 感染症の流行により業績が悪化した中小企業の中で、これまでの事業の在り方を再検討した企業もあります。2022年版中小企業白書では、「中小企業は事業環境の変化に応じ、自社が競争優位に立てる事業領域へ進出することが必要であり、事…

給付金・助成金の活用

給付金・助成金の活用 感染症の流行により、中小企業の業績は大きな影響を受けました。当然、資金繰りにも影響を与えています。業種別に2019年の同期と比べた中小企業の借入金の状況を確認しましょう。 特に飲食サービス業、小売業、生活関連サービス業にお…