マネジメントの第一歩

ビジネスのヒントを綴っています

設計力強化作戦(3)

設計力強化作戦(3)

 

製品設計力、工程設計力の現状を確認すると、いずれも他部門との連携が重要であることが分かりました。

そこで、製品設計と工程設計における他部門との連携の状況を確認したのが次のグラフです。

 

        製品設計、工程設計、製造等の部門間の連携状況

f:id:utann:20201022102509j:plain

「よく連携が取れている」と回答した企業が15.6%、「ある程度連携がとれている」が72.1%です。約9割の企業が連携には問題がない、と認識しているようです。

一方、「あまり連携がとれていない」が10.5%、「連携がとれていない」が1.8%ほど存在します。これらの企業において、他部門との連携が取れていないことによって生じる課題や問題を確認しています。

 

              連携不足による課題や問題

f:id:utann:20201022102529j:plain

すると「品質不良が発生する」が55.5%、「設計変更が製造に伝わらないことがある」が42.8%、「正確なコスト予測ができない」が39.4%との回答が上位を占めています。

現在、自社内でこれらの課題を抱えている企業は、自社での設計と他部門の連携状況を確認してみる必要があります。

 

(図表は2020年度版ものづくり白書より引用)