マネジメントの第一歩

ビジネスのヒントを綴っています

人事の4機能

人事の4機能

1 採用 モチベーションのある人を採用する

2 教育 モチベーションのある人に教育する

3 評価 モチベーションの出る評価をする

4 報酬 モチベーションが発揮できる報酬を与える

 

 採用・配置、能力開発、評価、報酬は、人事制度の4要素です。

まずスタートは採用です。学歴だけでは能力は測れません。見た目の印象でもハロー効果が働き、特定の特徴によって評価が左右されることがあります。モチベーションをしっかりと確認する必要があります。

 

 教育は経験や能力に応じて、計画的・長期的に行う必要があります。個人に対して行うのか、集団として行うのか。OJTか、Off-JTか。実施の方法はいろいろとありますが、そもそもモチベーションのない人に行っても、効果は期待できません。向上心があり、前向きな方に行ってこそ、教育の効果が発揮されます。

 

仕事の評価は難しいものです。仕事への姿勢や勤務態度を対象とした情意評価、職務遂行能力を対象とした能力評価、業務の成果を評価する業績評価等をどのように組み合わせて評価するか。また定めた基準を元に行う絶対評価か、対象者を比較して優劣をつける相対評価か。評価の結果、モチベーションが上がる評価制度を設計する必要があります。

 

評価に基づき報酬が支払われます。人には自分の能力を過大評価するダニング=クルーガー効果がありますので、報酬には納得性が必要です。また1,000円昇給しても、同僚が2,000円昇給していれば、不満が生まれます。公平性も必要であり、その人のモチベーションが発揮できる報酬でなければいけません。