場の提供
場の提供とは、何らかの財や情報を提供する側とそれを受け取る側が出会う場を提供することを意味します。そこで何らかの交換が行われ経済価値が発生すると、場を提供してる者が利益を得ます。つまり、場には場の提供者、場を利用して何らかの財や情報を提供する者、それを受け取り利用する者の3者が存在することになります。
交換される形態は、BtoB、BtoC、CtoCのいずれもあります。
BtoBでは産業財を売買するWebサイトや受発注先を探す事業者紹介サイトなどがあります。
BtoCでは楽天やアマゾンなどのインターネットモール、ぐるなびや一休など特定の商品に特化したサイトなどがあります。
CtoCでは、ヤフオクのようなオークションサイトやメルカリのようなフリーマーケットなどが存在します。
このように見るとインターネット上で行われるビジネスの代表例と思えますが、実はリアルな存在として古くからあります。青果市場や鮮魚市場はBtoBの出会いの場であり、百貨店はBtoCでのリアルな店舗です。CtoCでもバザーやイベントとして開催されるフリーマーケットなどがあります。結婚紹介所、ハローワークなども出会いの場とて古くから利用されています。
いつでもでも参加できる、参加できるという点ではインターネットの有利な面が生きてきますが、リアルでも可能です。特に売買に限らずハーレーダビットソンのオーナーを集めたクラブなど、フェイストゥフェイスにこそ価値のある交流の場など自社のビジネスにおいても一考の価値はあるかと思います。
ビジネスとして設計する場合、どのように提供側と受け取る側を集めるか、課金をどのように行うかをよく検討する必要があります。