日本における能力開発の実態
能力開発に関してマクロの視点で見てみます。
次のグラフはＧＤＰに占める能力開発費の国際比較です。
アメリカが断トツです。日本は散々たる有様。イタリアの半分もありません。それどころか減少しています。５年ごとの集計のたびに0.1％づつ減っていますので次の５年では0％になってしまうのでしょうか。
但し、このグラフはOFF-JTのみの比較です。日本ではＯＪＴを中心にしっかり能力開発を行っているのならば、良いのですが・・・。
次のグラフは国内での業種別の人材教育・能力開発投資の実施状況です。
高い値を示している「建設業」「学術研究、専門・技術サービス業」「情報通信業」などは業務に関する公的資格、民間資格が多いためOFF-JTの機会も多いものと考えられます。
（図表は2020年度版中小企業白書より引用）
